築年数とともに浴室も劣化が進み、さまざまな問題が発生しやすくなっていきます。
しかし、浴室は目立った故障や破損があまり見られないため、リフォーム時期の見極めが難しいです。「まだ使えるから大丈夫」とリフォームを先延ばしにしていると、思わぬトラブルが発生し後悔することもあります。
そこでこの記事では、築何年で浴室のリフォームをすれば良いのか、後悔しないためのベストタイミング、浴室リフォームで得られるメリット
などを詳しく解説します。
築何年で浴室のリフォームをすれば良い?400~500文字
結論から言うと、浴室のリフォーム時期の目安は15年~20年です。
これはあくまでも目安であり使用頻度やメンテナンス状況によって変わりますが、これくらいの年月が経つと換気扇に不具合が生じたり、壁・床にヒビ割れが発生しやすくなるからです。
ぱっと見た感じは問題がなさそうでも、よく見ると小さなヒビ割れが入っていて、内部が腐食しているということもありえます。
換気扇の不具合やヒビ割れを放置してしまい、内部を腐食させると、リフォーム以前に腐食した木材の撤去・交換などをする必要があるので、高額な修繕費用がかかってしまいます。
浴室リフォームをするベストなタイミングとは?
築年数の他にも、リフォームを検討するべきタイミングやサインがありますので、いくつかご紹介します。
壁や床がヒビ割れている
経年劣化の影響で壁や床がヒビ割れている場合は、リフォームを検討するべきタイミングです。ヒビ割れがあると、そこから水が内部に侵入し、水漏れや腐食の原因になります。
また、防水のために壁同士の隙間を埋めるコーキング材が劣化し、ヒビ割れや剥がれを起こしている場合も同様です。
たとえ小さなヒビ割れであっても、早急に対処することが大切です。
カビや汚れが目立つ
壁や床の表面にカビや汚れが目立つようになった場合は、コーティング材が劣化している可能性があります。カビは健康被害を引き起こす可能性があるため、お手入れをしてもすぐに生えてくる場合は、リフォームを検討しましょう。
ライフスタイルの変化
ライフスタイルの変化も良いタイミングです。
子供が産まれたことをきっかけに、広いお風呂にした・床を滑りにくくするなどのケースがあります。
高齢者のご家族がいる場合は、ヒートショック対策としてリフォームをするのもおすすめです。
浴室リフォームを行うことで得られる3つのメリット
浴室リフォームは、新しい設備になることで快適に過ごせるだけでなく、様々なメリットが得られます。
ここでは、中でも魅力的なメリットを3つご紹介します。
光熱費の削減
浴室リフォームは、省エネにつながりランニングコストを削減できるのが魅力です。断熱効果の優れた浴槽にすることで、お湯が冷めるのを抑え、追い焚きの頻度を減らすことができます。最近は、電気代を抑えられるエコキュートへの交換も人気です。
安全性の向上
古くなった浴室は、床が滑りやすくなっていることがあります。浴室リフォームでは、滑りにくい素材の床に交換することで、転倒によるケガを防ぐことができます。また、手すりを設置したり、浅い浴槽にすることで高齢者がさらに安心して入浴することができます。
衛生面の向上
カビや汚れに強いユニットバスにすることで、衛生面が向上します。カビが生えにくくなるので、日々の掃除も楽になります。浴室乾燥機を設置することで湿気を取り除き、さらにカビの繁殖を抑えることができます。
まとめ
今回は、築何年で浴室のリフォームをすれば良いのか?後悔しないためのベストなタイミングはいつなのか解説しました。
浴室リフォーム時期の目安は15年~20年と紹介しましたが、壁・床のヒビ割れなど、リフォームをするべきサインが出ている場合は、早めにリフォームを検討した方が良いでしょう。
快適な入浴を実現することができるので、リフォームをしようか悩んでいる方は、ぜひ前向きに考えてみてください。