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窓の断熱リフォームで樹脂サッシってどうなの?メリット・デメリット

窓の断熱リフォームで樹脂サッシってどうなの?メリット・デメリット

家の断熱性能を向上させるためには、窓のリフォームが効果的です。なぜなら、家の窓から冬は約50%・夏は約70%もの熱が出入りしているからです。窓だけでなくサッシも重要で、「樹脂サッシ」は特に近年注目されています。そんな樹脂サッシは、断熱性や機密性に優れているというメリットがある一方で、様々なデメリットもあると言われています。

この記事では、樹脂サッシの詳細やメリット・デメリットについて詳しく解説し、日常生活にどのような影響を与えるのか見ていきます。最後まで読むことで、樹脂サッシがあなたの窓リフォームにとって最適なのかどうか分かるはずです。

目次

樹脂サッシってどんなサッシ?

樹脂サッシは、窓枠部分に樹脂(ポリ塩化ビニルやPVCなどのプラスチック素材)を使用したサッシです。実は、日常的によく使用する物にも使われています。例えば、フライパンの取手部分です。

木製やアルミ製のサッシに比べて、特に断熱性能が高いと樹脂サッシは近年注目を集めています。樹脂自体が熱を伝えにくい脂質を持っているため、室内外の温度差による結露の発生を抑えやすいことが特徴です。一方、強度はアルミなどに比べて劣るため、通常は窓枠の内部に補強材を入れて強度を確保する設計がなされています。これにより、耐久性と断熱性の両方をバランスよく維持することが可能です。

そんな樹脂サッシは、1950年代の寒さの厳しい環境下で快適に過ごすためにドイツで開発されました。樹脂サッシはその特性から、寒冷地で使用されることが多く、日本では北海道などの北東で普及率が非常に高いです。

樹脂サッシのメリット・デメリット

続いては、樹脂サッシのメリットとデメリットをご紹介します。

樹脂サッシにリフォームするメリットは多く、断熱性能が向上するだけではありません。しかし、デメリットもいくつか存在しますので、きちんと把握しておく必要があります。

メリット

樹脂サッシ最大のメリットは、高い断熱性能です。

そもそも樹脂は熱を伝えにくい性質で、アルミサッシに比べて断熱性能が高いため、冬は暖かい・夏は涼しい環境を維持しやすいです。エアコンの冷暖房の使用を減らすことができ、電気代の節約になります。

また、断熱性が高いため外気の温度が伝わりにくくなり、結露の発生を抑えることができます。健康被害を引き起こす、カビ・ダニ・腐食の発生を防ぎ、快適な室内環境を手にすることができます。

さらに、樹脂サッシは断熱性だけでなく機密性も優れているため、防音効果が期待できます。道路沿いや電車の近くなど、騒音に悩まされている方はおすすめです。

デメリット

一方で、樹脂サッシにはいくつかのデメリットも存在します。

まず、樹脂サッシはアルミに比べて強度が低いことです。

大型の窓や重いガラスを支える場合、樹脂サッシの内部に補強材を入れて強度を確保する必要があります。補強材を入れて強度を上げることはできますが、それにより、窓の開閉時に重みを感じるようになります。

また、樹脂サッシはアルミサッシよりも紫外線の影響を受けやすく、劣化しやすいとも言われています。紫外線によって変色・変形を起こす可能性があるので、日のあたりが強い場所への設置は推奨されていません。

最後は、樹脂サッシは高いということです。アルミサッシと比べて断熱効果は高いものの、価格が2倍近く高くなってしまいます。

樹脂サッシは何年くらい持つ?

樹脂サッシの耐用年数は、一般的に約30~50年程度とされています。

ただし、設置場所などによって劣化が早まる場合があるため、一概に同じとは言えません。日光が強く当たる場所に設置すると、樹脂の劣化が進みやすくなります。劣化が進んでいくと、チョーキング現象(手で触ると白い粉が付着する状態)が発生してしまいます。

樹脂は錆びることがないため、海沿いや湿気の多い地域でも長期間にわたって性能を保つことができますが、樹脂サッシの強度確保のために金属の補強材が使用されている場合は、その部分が劣化することも考えられます。

これらの問題は、定期的なメンテナンスを行うことで、耐用年数よりも長く使用することができます。長期的な視点で見ると、樹脂サッシは耐久性とメンテナンスの手軽さから、コストパフォーマンスが高い選択肢と言えるでしょう。

樹脂サッシと複合サッシの価格差はどれくらい?

樹脂サッシと複合サッシ(アルミ樹脂複合サッシ)の価格差は、樹脂サッシの方が少し高価になる傾向にあります。具体的な価格差としては、

・複合サッシ1㎡あたり約3~4万円
・樹脂サッシ1㎡あたり約4~5万円程度

とされています。アルミサッシを加えて分かりやすく説明すると、アルミサッシ 1.0、複合サッシ 1.5、樹脂サッシ 2.0の倍率になります。

これは日本で樹脂サッシの普及率が低いことが影響しています。これまで日本ではアルミサッシが主流だったため、業者は樹脂サッシの仕入れ作業や製造設備が、アルミサッシほど整っていません。そのため、仕入れや製造工程でコストがかかり、価格が高くなります。

しかし、近年では断熱リフォームに関する関心が高まっており、樹脂サッシの需要も徐々に増加しているため、今後は生産量の増加に伴い価格が下がっていく可能性もあります。

まとめ

今回は、樹脂サッシの詳細やメリット・デメリットについて詳しく解説してきました。

断熱性と機密性が高い樹脂サッシは、プラスチック素材を使用して作られており、熱を伝えにくい性質を持っています。寒冷地で使用されることが多く、日本では主に北海道で広く普及しています。

樹脂サッシは、高い断熱性があるため結露を防止することができます。また、機密性も高いため、防音効果が期待できます。しかし、アルミサッシと比べると高価で、紫外線に弱いというデメリットも存在します。

耐用年数は30~50年と長いです。設置場所に注意し、メンテナンスをきちんと行うことで、より長期間使用することができるので、将来的にはコストパフォーマンスの良いサッシと言えるでしょう。

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