キッチンは毎日の生活に欠かせない大切な設備です。しかし、長年使用していると老朽化が気になったり、使いにくさを感じたりして、キッチンリフォームを考える方が多いです。
「リフォーム中は仮住まいが必要なの?」
と疑問に感じる方も多いのではないでしょうか。
この記事では、キッチンリフォームは住みながらできるのか、そして食事やその他注意点について詳しくご紹介します。
キッチンリフォームを検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
キッチンのリフォームは住みながらでもできる?
結論から言うと、キッチンフォームは家に住みながらできます。
工事中はキッチンが利用できない・作業員の出入り・工事音がするなどの不便はありますが、生活することは可能です。
また、リフォーム状況の確認がしやすい、というメリットもあります。
工事に必要な日数はどれくらい?
キッチン本体のみを交換する場合は、2~3日程度の工期となっています。
ただし、床や壁の張り替えも行う場合は、5~10日程度かかることもあります。さらに、キッチンの向きや場所の移動をする大規模なリフォームになると2週間~1ヶ月程度かかることが多いです。
このように、キッチンリフォームの工期は、工事の内容によっては2~3日、大がかりになると1ヶ月程度かかることを想定しておきましょう。
これはあくまでも一般的な目安になります。実際の工期は、業者や工事内容によって変わるので、詳細は業者に確認してみましょう。
キッチンリフォームをスムーズに終わらすためにできることは?
続いては、キッチンリフォームをスムーズに終わらす方法をご紹介します。
キッチンの片付け
リフォームの際に食器や調理器具が置いてあると、片付けから始まるので余計に時間がかかってしまうので、一時的に別の場所へ移動させておく必要があります。段ボール箱に詰めたり、食器棚の空きスペースを活用したりして、リフォームの妨げにならないようにしましょう。
また、リフォームの機会に、使っていない調理器具を処分するのもおすすめです。整理整頓することで、新しいキッチンでの暮らしがより快適になりますよ。
キッチン周辺のスペース確保
既存キッチンの解体・搬出、新しいキッチンの搬入・設置のために、できるだけ広い作業スペースを確保しておきましょう。邪魔になりそうな場合は、冷蔵庫や食器棚などを移動させておくことで、作業効率がグッとアップします。
キッチンリフォームの主な流れ
養生
キッチンリフォームを行う前に、床・壁・家具などを傷や汚れから守るために、養生を行います。具体的には、床に養生シート・壁にマスキングテープ・家具には布やビニールシールで覆います。キッチン周辺だけでなく搬出・搬入経路の廊下にもきちんと養生します。
既存キッチンの解体
養生が完了したら、既存キッチンの解体に移ります。キッチンの引き出しを取り外してから、シンクやコンロ、吊り戸棚などのキッチン設備を丁寧に撤去していきます。ガスや水道などの配管も撤去します。
新しいキッチンの搬入・設置
解体が終わったら、新しいキッチンを搬入・設置します。設置作業では専用の道具を使い、キッチンが傾かないように調整して設置します。シンクやコンロ・蛇口などの設備も取り付けていきます。
給水管、排水管の工事
キッチン設置後、給水管と排水管の接続工事をを行います。その後、きちんと使用できるかどうか動作確認も行います。給水管は、水道からキッチンまで水を供給する管です。排水管は、キッチンから排水処理施設まで汚水を流す管です。
キッチンリフォーム中は食事はできる?
キッチンリフォーム中は、キッチンが使用できないので調理や洗い物ができません。食事はどうすればいいのか、いくつかの案をご紹介します。
外食や中食で済ませる
短期間であれば外食に行ったり、スーパーやコンビニで惣菜やお弁当を買ってきて食べるのも一つの手段です。また、最近ではフードデリバリーサービスが充実しています。料理を自宅まで届けてくれるので、外出しなくても食事をすることができます。メニューが豊富なので飽きることもないでしょう。
卓上調理器を使う
「なるべく自炊したい」「外食費用を抑えたい」という時は、卓上調理器を活用することで、簡単な自炊をすることができます。カセットコンロやホットプレートなどがあれば、鍋・焼き肉・お好み焼きなど家族みんなで楽しめる料理が作れます。
洗い物がなるべく出ないようにする
キッチンリフォーム中はシンクが使えないので、なるべく洗い物を出さないように注意しましょう。卓上調理器の使用後は、残りクズが流れないよう十分注意しながら洗面台で洗ってください。また、割り箸や紙コップ・紙皿などを用意しておくと良いでしょう。
キッチンリフォームにおけるその他の注意点
最後に、キッチンリフォームにおけるその他の注意点をご紹介します。
どちらも大切なことですので、気をつけておきましょう。
貴重品の管理
キッチンリフォーム中は、職人の出入りが頻繁になり窓や玄関を開けている時間が長くなるので、普段よりも防犯意識が薄れがちです。そのため、空き巣の被害に遭いやすくなるというリスクがあります。リフォーム前に貴重品の置き場所を決め、鍵のかかる金庫やタンスなどに保管するなど、いつも以上に防犯意識を持つことが大切です。
ペットの居場所
リフォーム中は、工事の音や振動・見慣れない人の出入りなどに不安を感じ、ペットにとってストレスな環境になってしまいます。なるべく工事場所から離れた部屋で過ごさせたり、ペットホテルや親戚の家に預けるなどしておきましょう。
また、リフォーム中に家の中で放し飼いをする場合は、職人の出入りの際に外に出てしまわないように注意してください。
まとめ
今回は、キッチンリフォームは住みながらできるのかについて詳しくご紹介しました。
キッチンリフォームは住みながら行うことができますが、食事に関する面では不便さを感じるでしょう。メリット・デメリットを事前に理解し、準備をしっかりとしておくことで、快適にリフォームを乗り切ることができます。
リフォーム業者選びも慎重に行い、分からないことがあれば遠慮なく質問しましょう。