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外壁塗装は1回塗りはありえない!?何回塗りが基本?

外壁塗装は1回塗りはありえない!?何回塗りが基本?

外壁塗装を考えている方の中には、「1回塗りで十分じゃないの?」と思う方もいるかもしれません。工期が短くなって費用が抑えれるように感じますが、塗装の回数は仕上がりの美しさ・耐久性・保護機能に大きく関わってくる重要なポイントです。

しかし、「1回塗りだけではダメだ」「一回塗りはありえません」といった意見を聞いても、それがどのような理由でなぜ推奨されないのか、具体的には分からない方も多いと思います。

この記事では、「外壁塗装で一回塗りはありえない」と言われる理由はなぜなのか、そして何回塗りが基本とされているのかを詳しく解説していきます。

目次

外壁塗装で1回塗りはおすすめしません

外壁塗装において1回塗りは、「短期間で工事を済ませられる」「費用を抑えられる」と、一見魅力的に見えるかもしれません。しかし、実際には多くの業者で「ありえない」と言われるほどおすすめされていません。

その理由は、1回塗りでは十分な塗膜の厚さが無く、耐久性が著しく低下してしまう可能性があるからです。塗膜が薄いと紫外線や雨風から建物を十分に保護することができず、すぐに塗装の剥がれや色褪せが発生することがあります。

そうなると結果的に、1回塗りにして抑えた費用以上に再塗装費用や補修費用がかかる可能性があります。

外壁塗装で1回塗りはなぜダメなの?

外壁塗装で一回塗りがダメだとされる理由は、塗料の性能を最大限に発揮させるために、複数回塗り重ねる必要があるからです。一般的な外壁塗装では、「下塗り」「中塗り」「上塗り」の3工程が基本とされています。

まず、下塗り(1回塗り)を行うことで、これから塗布する塗料と外壁との密着性を高めます。その後、中塗り・上塗りをしっかり行うことで、塗膜の厚みが十分に確保され、塗料の効果が発揮されます。1回塗りでは塗膜が薄く効果が十分に得られないため、防水性や耐候性が大幅に低下するでしょう。

外壁塗装を1回塗りだけで仕上げた場合のデメリットは!?

外壁塗装を1回塗りだけで仕上げると、建物の美観や耐久性に多くのデメリットがあります。

まず、1回塗りだけでは塗膜が薄いため、外壁を十分に保護することができません。その結果、紫外線や雨風による劣化が進みやすくなり、塗装後すぐに塗装の剥がれやひび割れなどの施工不良が発生する可能性があります。また、塗膜が薄いと、防水性能も不十分になります。防水性が低いと外壁材の内部に水が侵入しやすくなり、建物内部の腐食やカビ発生の原因となるでしょう。

さらに、一回塗りだけでは色むらが発生しやすく、不均一な仕上がりになりやすいです。色むらを発生させず建物を美しく見せるためには、「下塗り」「中塗り」「上塗り」の3工程の塗装は必要不可欠になります。

一回塗りは短期的にはコストが削減されるため、メリットのようにも感じますが、再塗装や補修作業が必要になると再度高額な費用が必要になるので、デメリットの方が大きいと言えるでしょう。

外壁塗装は基本、何回塗り?

前述の通り、外壁塗装では「下塗り」「中塗り」「上塗り」の3回塗りが基本となります。この3回塗りは、塗料の性能を最大限に発揮させることができるため、外壁塗装では3回塗りを採用することが多いです。

1回塗り

外壁塗装の最初の工程である1回塗り(下塗り)は、塗装の基礎を作る大切な作業です。この工程では、まず初めに下地調整を行います。下地調整とは現在の塗膜を剥がして、ひび割れを補修したり表面をきれいにするなど、塗料をしっかりと密着させ長持ちさせるための下準備のことです。

そして、外壁と塗料の密着性を高めるためのプライマーと呼ばれる下塗り専用の塗料を塗布します。プライマーは、表面の微細な凹凸を埋める役割を果たし、中塗りや上塗りが均一に仕上がるための土台となります。

2回塗り

2回塗り(中塗り)では、下塗りで整えた基礎の上に色と厚みを加えます。この段階で使用する塗料は、基本的に最終的な仕上がりと同じ塗料が使用されます。同じ塗料を2回塗布することで、塗膜が十分に厚くなり塗料の性能を最大限に発揮させることができます。このように、中塗りは塗膜に必要な厚さを持たせる役割があり、外壁の保護性能を向上させる目的があります。

中塗りを均一に塗装することで、色むらの発生を防ぐことができ、最後の工程である上塗りの仕上がりが美しくなります。

3回塗り

3回塗り(上塗り)は、外壁塗装の仕上げとなる工程です。建物の見た目を整えるだけでなく、塗装の耐久性を向上させる役割を果たします。上塗りでは中塗りと同じ塗料を使用して、色むらを無くしたり発色や質感を最大限に良くすることができます。また、紫外線や雨風などの厳しい外の環境から建物をしっかりと保護することも可能です。

3回塗りまで行うと作業時間や費用がかかるものの、美しい仕上がりを長期間維持することができるので、3回塗りは外壁塗装で最も採用されている塗装方法です。

まとめ

今回は、「外壁塗装で一回塗りはありえない」と言われる理由はなぜなのか、そして何回塗りが基本とされているのか解説しました。

外壁塗装で1回塗りがおすすめされない理由は、1回塗りでは塗膜が薄く、耐久性が低いからです。1回塗りのデメリットとしては以下のものが挙げられます。

「ひび割れ、剥がれが発生しやすい」「色むらが発生しやすい」「防水性が低く、外壁内部に水が侵入する可能性がある」「再塗装が必要になり、結果的に費用がかかる」などです。

外壁塗装は基本的に、「下塗り」「中塗り」「上塗り」の3回塗りで行われます。3回塗ることで、塗膜が厚くなり外壁の耐久性を最大限に向上させることができます。

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