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「塗装係数」という言葉を聞くと、間違っていると思ってしまうかもしれません。しかし、実際には、この係数は屋根の塗装適正を計算するために使用されるため間違いではありません。
実は塗装係数を事前に用意しておくことで、概算見積書の正確性を確認する上でとても役立ちます。なので「塗装係数」という言葉を知っておくことはとても今後の役に立ちます。
実際に塗装する部分の数量である施工面積をもとに計算される係数です。
例えば、屋根が波型スレートの場合、山と谷がありますが、横5mの波型スレートの面積は10㎡になります。しかし、塗装の見積もり計量は素材を平らにした状態で算出されます。
したがって、塗装係数を事前に準備しておくことは重要であり、異なる素材に対して異なる塗料が使用されることもあるため、適切な見積もりを行うためにも知っておく必要があります。
折板屋根の場合:塗装面積 = 屋根面積 × 塗装係数 1.7
大波スレート(波型1号)の場合:塗装面積 = 屋根面積 × 塗装係数 1.15
小波スレート(波型2号)の場合:塗装面積 = 屋根面積 × 塗装係数 1.2
波型トタンの場合:塗装面積 = 屋根面積 × 塗装係数 1.4
瓦棒葺きトタン屋根の場合:塗装面積 = 屋根面積 × 塗装係数 1.2
洋風コンクリート瓦の場合:塗装面積 = 屋根面積 × 塗装係数 1.2
折板屋根の例を考えてみましょう。折板屋根の場合、屋根面積に塗料係数をかけることで適切な塗料の使用量を算出することができます。
例えば、屋根面積が100㎡の折板屋根の場合、100㎡×塗料係数1.7倍=170㎡となります。
同じように、屋根面積が100㎡の瓦棒トタン屋根の場合、100㎡×塗料係数1.4倍=140㎡となります。ただし、屋根の形状や素材によって塗装係数は異なるため、正確な計算のためには事前に確認が必要です。
塗装係数は屋根だけでなく、他の部位にも存在するので、覚えておくと便利ですね。
塗装工事業者は、塗装面積を計算する際には、図面から計算するか、実際に測定を行います。
一般の人が提出された見積書の面積が正しいかどうかをチェックするためには、係数を使用して簡単に面積を算出することができます。
外壁面積 = 延床面積 × 1.1倍 〜 1.3倍
延床面積が30坪(約100㎡)の場合、外壁面積は110㎡から130㎡の間になります。ただし、凸凹の多い建物の場合、同じ延床面積でも外壁面積は大きくなります。
逆に、一階と二階の面積が同じ正方形に近い建物は、外壁面積が小さくなります。
これらの係数を上手に活用することで、見積書が適正かどうかをチェックすることができます。ただし、これらの係数は目安なので、建物の形状や窓やドアの数によって異なる場合があります。
同じ建物であっても、見積書の数量が大きく異なる場合、数量を拾う方法に誤りがある場合や、大雑把な見積りが行われた場合が多いです。
建物の面積が広がれば、必要な塗料の量も増加するため、正確な費用を知りたい場合は、素材を平らに伸ばした状態での面積を使用して塗装費用を計算する必要があります。
この計算には、塗装係数が使用されます。屋根材の塗装係数は、インターネットなどで簡単に調べることができるため、これを利用して簡単に計算することができます。
複数の業者から見積もりを取って比較することが望ましいですが、自分で見積もりの作成ルールを知っておくことで、より正確な価格を判断することができますね。