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外壁の塗装の種類ってどれだけある?おすすめの選び方について

外壁の塗装の種類ってどれだけある?おすすめの選び方について

家の外壁は、常に紫外線や雨風に晒されており、時間と共に劣化していきます。そのため、定期的に外壁塗装を行う必要がありますが、いざ塗装をしようと考えると「どの種類が良いの?」と迷う方も多いでしょう。

外壁塗装で使用する塗料には様々な種類があり、それぞれ異なる特徴を持っています。後悔のないようにするためには、それぞれの特徴を知り、理解しておくことが大切です。

この記事では、外壁の塗装の種類や、おすすめの選び方について詳しく解説していきます。

目次

外壁の塗装の種類ってどれだけある?

外壁塗装に使用される塗料は、その性能や耐久性に応じて、大きく3つのランクに分類することができます。

ここでは、アクリル塗料・ウレタン塗料・シリコン塗料・ラジカル制御型塗料・フッ素塗料・無機塗料、これら6つの塗料について解説します。

低品質の塗料(アクリル塗料・ウレタン塗料)

アクリル塗料

アクリル塗料は、価格が最も手頃で発色が良いことから、かつては広く使用されていた塗料です。しかし、耐久性が著しく低く、耐用年数は約5~7年と短いです。現在では、外壁塗装で使われることはほとんどありません。

ウレタン塗料

ウレタン塗料は、柔軟性があり木部や鉄部など多様な素材に塗布できるのが特徴です。耐用年数は約7~10年で、価格も比較的安価です。しかし、耐久性がやや低いため、外壁塗装ではあまり使われていません。外壁全体の塗装よりも付帯部などの部分的な塗装に適しています。

高品質の塗料(シリコン塗料・ラジカル制御型塗料)

シリコン塗料

シリコン塗料は、耐候性と耐久性に優れ、コストパフォーマンスが高い塗料として知られています。耐用年数は約10~15年と長いです。防汚性が高く、長期間美観を保つことができます。近年の外壁塗装において最も採用されている塗料であり、一番スタンダードな塗料と言えます。

ラジカル制御型塗料

ラジカル制御型塗料は、紫外線などによる塗膜の劣化を引き起こすラジカルの発生を抑制することで、耐候性を高めた塗料です。耐用年数は約12~15年です。色あせしにくく、チョーキング現象(外壁を触った際に白い粉が手に付着する現象)が起きにくいのが特徴です。

最高品質の塗料(フッ素塗料・無機塗料)

フッ素塗料

フッ素塗料は、非常に高い耐候性と耐久性を持ち、耐用年数は約15~20年と長寿命です。防汚性にも優れているため、メンテナンスの手間が少なく済み、商業施設や高層ビルなどに多く使用されています。価格は他の塗料と比べて高めですが、再塗装の頻度が少なく済むため、長期的なコストパフォーマンスに優れています。

無機塗料

無機塗料は、炭素を含まない無機物を主成分とする塗料です。塗料の中で最も高い耐久性と耐火性を持っており、紫外線や雨風にも強く、長期間にわたり塗膜が劣化しにくいのが特徴です。耐用年数は約20~25年と長寿命です。

外壁塗装のおすすめの選び方について

外壁塗装において最適な塗料を選ぶことは、建物の美観や耐久性に直結します。続いては、塗料選びのポイントを3つの観点から解説していきます。

シェア率が最も高い塗料を選ぶ

市場でのシェア率が高い塗料は、多くの施工実績と信頼性を持っています。特に「シリコン塗料」は、耐久性と価格のバランスの良さから、多くの住宅で採用されています。

シリコン塗料の平米単価は、2,000円~3,000円と比較的安価でありながら、耐用年数は約10~15年と長いため、外壁塗装の塗料として最も使用されている塗料になります。

塗料選びで悩むのが面倒という方は、とりあえずシリコン塗料にしておけば間違いありません。

耐用年数と費用から考える

耐用年数と費用から考えて、コストパフォーマンスが良いものを選ぶと良いでしょう。例えば、アクリル塗料やウレタン塗料は価格が手頃ですが、耐用年数が短いため頻繁な塗り替えが必要となり、結果的にコスパが良いとは言えません。

一方、ラジカル制御型塗料やフッ素塗料は価格が高めですが、耐用年数が長く再塗装の頻度を減らせるため、長期的にはコストを抑えられます。

コスパを重視する方は、シリコン塗料が最も最適と言えるでしょう。

塗料の性能から考える

紫外線や雨風による日々の劣化を考慮し、塗料の性能を重視して選ぶのも良いでしょう。

例えば、ラジカル制御型塗料は、紫外線などによる塗膜の劣化を引き起こすラジカルの発生を抑制することで、耐候性を高めた塗料です。色あせしにくく、チョーキング現象が起きにくいため、美観を長期間保つことができます。また、フッ素塗料は親水性が高く、雨が外壁と密着することで汚れを落としてくれます。

外壁の塗装での注意点

外壁塗装の際は「価格の安さで塗料を決める」「見積書は詳細まで確認する」「塗装の工期は長めに見ておく」これら3つに注意することが大切です。

価格の安さで塗料を決める

外壁塗装において価格の安さで塗料を決めることは、おすすめできません。

価格だけで塗料を選ぶと、長期的なコスト増につながる可能性があるためです。安価な塗料は手頃で求めやすいですが、耐久性や耐候性は低く、再塗装の頻度が高くなります。

例えば、アクリル塗料は価格が手頃ですが、耐用年数が約5~7年と短いため、頻繁な塗り替えが必要になります。一方、シリコン塗料は、アクリル塗料と比較すると価格が高くなってしまいますが、耐久性が高く、コストパフォーマンスに優れています。

塗料は価格だけでなく、耐用年数や塗り替え頻度から総合的に判断することが大切です。

見積書は詳細まで確認する

見積書の内容を詳細に確認することは、トラブルを避けるために必要不可欠です。塗装面積が数値で明確に記載されているか、使用する塗料の名称や数量が明示されているかなどをチェックしましょう。

また、外壁塗装は下塗り・中塗り・上塗りの3回塗りが基本です。これらの工程が見積書に明記されているかを確認することで、手抜き工事を行う業者を避けることができます。

不明瞭な点があれば業者に質問し、納得のいくまで説明を受けることが大切です。

塗装の工期は長めに見ておく

外壁塗装の工期は、建物の規模や劣化の程度、そして天候によって変動します。一般的な規模の住宅の場合、足場設置・高圧洗浄・下地調整・養生・塗装・足場解体などの工程を経て、約14日程度かかることが多いです。

しかし、雨天や予期せぬトラブルが発生すると、工期が延びる可能性があります。そのため、スケジュールには余裕を持って計画を立てることが重要です。

逆に、「工期が短い」と謳う業者は、手抜き工事を行うリスクがあるため、避けるようにしましょう。

まとめ

今回は、外壁の塗装の種類や、おすすめの選び方について解説してきました。

外壁塗装の塗料には、アクリル・ウレタン・シリコン・ラジカル・フッ素・無機の6種類があります。これらの塗料から、最適な塗料を選ぶためには「シェア率が最も高い塗料を選ぶ」「耐用年数と費用から考える」「塗料の性能から考える」これら3つのポイントに着目する必要があります。

中でもシリコン塗料は、シェア率が最も高く、コストパフォーマンスも高いため、外壁塗装において最もおすすめできる塗料です。

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