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コンクリート打ちっぱなしには外壁塗装が必要?メリット・デメリット

コンクリート打ちっぱなし

コンクリート打ちっぱなしの外壁は、その無機質でスタイリッシュな見た目から、近年注目を浴び、多くの住宅で採用されています。

「コンクリートは頑丈だから、塗装は必要ないのでは?」と思う方も少なくありません。

実は、コンクリート打ちっぱなしの外壁にも塗装は必要です。塗装が必要な理由を知らずに放置していると、建物の美観が損なわれるだけでなく、建物に大きなダメージを与える可能性があります。

この記事では、コンクリート打ちっぱなしの外壁に塗装が必要なのか、塗装するメリット・デメリットを詳しく解説していきます。美しい外観を長持ちさせ、建物をより良い状態で維持するため、ぜひ最後までご覧ください。

目次

なぜ、コンクリート打ちっぱなしには外壁塗装が必要?

コンクリート打ちっぱなしの外壁は、そのおしゃれな見た目から人気があります。コンクリートだし塗装は必要ない、と思われがちですが、実際には定期的な塗装が必要です。

その主な理由は、劣化防止と美観維持、水分の侵入防止にあります。

コンクリートは多孔質(小さい穴がたくさん空いている材料)であり、時間の経過と共に雨風や紫外線にさらされることで、表面に汚れや色褪せが生じます。

また、コンクリートの劣化症状としてよく挙げられるのが「ひび割れ」です。これは乾燥収縮(打設後に内部の水分が徐々に失われることで乾燥し、ひび割れが生じる)が原因であることが多いです。そもそもコンクリートは水分を吸収しやすいため、ひび割れが生じていると内部に水が侵入しやすくなり、雨漏りや鉄筋の腐食など、さらなる劣化を引き起こす可能性があります。

定期的な塗装は、劣化を防ぐだけでなく、コンクリートの質感やデザイン性を長期間保つのにも役立ちます。メンテナンスを怠ると表面の劣化が進行し、せっかくのデザインが損なわれてしまいます。

コンクリート打ちっぱなしに塗装するメリット・デメリット

コンクリート打ちっぱなしの外壁に塗装を施すことには、さまざまなメリットとデメリットがあります。メリットだけを知るのではなく、それぞれの特徴を理解しておくことが大切ですので、以下に、コンクリート打ちっぱなしに塗装するメリットとデメリットを詳しく解説します。

コンクリート打ちっぱなしの”メリット”

1. 劣化防止

コンクリートは、時間の経過とともに雨風や紫外線の影響で汚れや色褪せが生じ、ひび割れも発生することがあります。塗装を施すことで、これらの劣化を防ぐことができます。

2. 水分の侵入防止

コンクリートは多孔質であり、水分を吸収しやすい性質を持っています。ひび割れなどで内部に水分が侵入すると、雨漏りや鉄筋の腐食など、さらなる劣化を引き起こす可能性があるので、塗装によって防水層を形成する必要があります。

3. 美観維持

定期的な塗装は、コンクリートの質感やデザイン性を維持するのに役立ちます。コンクリートの外壁に適した塗料を用いることで、コンクリートの風合いを活かしつつ、汚れや劣化をカバーすることができます。

コンクリート打ちっぱなしの”デメリット”

1. メンテナンスの手間とコスト問題

塗装には定期的なメンテナンスが必要であり、その都度費用が発生します。例えば、コンクリートの撥水剤の耐用年数は、約3~7年程度とされており、定期的に再塗装が必要になります。また、ファンデーション工法など技術を要する塗装方法は、費用が高くなる傾向があります。

2. コンクリートの質感が変化する可能性がある

塗料の種類によっては、コンクリート本来の質感や風合いが変わってしまうことがあります。特に、弾性塗料などを使用すると、ひび割れは生じにくくなりますが、コンクリートの表面が塗りつぶされ、その独特のデザイン性が損なわれる場合もあります。

コンクリート打ちっぱなしに塗装する流れについて

最後に、コンクリート打ちっぱなし外壁に塗装する際の作業手順をご紹介します。

1. 高圧洗浄

まずは、コンクリート表面の汚れやカビ、コケなどを高圧洗浄機で徹底的に除去します。これにより、塗料の密着性が向上し、仕上がりが美しくなります。

2. 下地処理

高圧洗浄機で綺麗にした後は、コンクリート表面のひび割れや欠損部分を補修します。適切な補修材を使用し、平滑な状態に整えます。外壁塗装において、最も大切な作業の一つと言われています。

3. 下塗り

下地処理が完了したら、下塗り剤(プライマー)を塗布します。下塗り剤は、外壁と塗料の密着性を高める働きがあり、塗膜の剥がれを防止します。1~2回程度塗布します。

4. 中塗り&上塗り

下塗り剤が乾燥したら、中塗りに入ります。塗料はコンクリートの特性に適したものを選び、均一に塗り重ねます。中塗りの乾燥後、同じ塗料を再度塗布する上塗りに入ります。

5. 描画工法

続いては、コンクリートの風合いを再現するために、模様付け作業を行います。表面に専用のパッドを用いて、リアルな風合いを表現させます。

6. クリアー剤の塗布

表面を保護する役割を持つ、クリアー剤を塗布することで施工完了となります。

まとめ

今回は、コンクリート打ちっぱなしには外壁塗装が必要なのか解説してきました。

コンクリート打ちっぱなしの外壁は、劣化防止・美観維持・水分の侵入防止のために、定期的な塗装が必要になります。コンクリートは多孔質であり、雨風や紫外線によって汚れやひび割れが発生しやすく、水分が侵入してしまうと雨漏りや鉄筋の腐食など、さらなる劣化を引き起こす可能性があります。

塗装を施すことで防水性の向上や美観維持のメリットがある一方で、定期的なメンテナンスの必要やコスト面、質感の変化といったデメリットもあります。

塗装しようか悩んでいる方は、これらの特徴をしっかりと把握した上で検討してみてください。

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