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屋根塗装は建物の美観を保つだけでなく、屋根の寿命を伸ばして雨漏りなどのトラブルを防ぐ大切なメンテナンス作業です。しかし、屋根塗装は屋根の上で作業が行われるため、転落事故のリスクが伴います。
屋根塗装のような高所での作業は、適切な安全対策を講じなければ作業員の命に関わる重大な事故に繋がる可能性があるため、墜落防止措置の徹底や、作業の流れを事前に把握しておくことで、安全かつ効率的に塗装作業を進めることが可能になります。
この記事では、屋根塗装を行う際の安全対策や、具体的な屋根塗装作業の流れについて詳しく解説していきます。
屋根塗装を行う際には、高所作業特有の危険性を十分に認識し、適切な安全対策を講じることが必要不可欠です。以下では、主な安全対策として「安全帯の着用」「ヘルメットの着用」「注意喚起を行う」「足場を設置する」の4項目について、それぞれ解説していきます。
高所作業において転落事故を防ぐためには、安全帯の着用が必須です。安全帯には主に「胴ベルト」と「フルハーネス型」の2種類があります。胴メルト型は腰部のみを固定するタイプで、比較的簡易ですが、落下時に体への負担が集中する可能性があります。一方、フルハーネス型は肩や腿など複数箇所を固定するため、落下時の衝撃を全身で分散し、安全性が高いとされています。
実際、労働災害の事例として、安全帯を使用しなかったことによる墜落事故が報告されており、安全帯の使用が強く求められています。
頭部を保護するために、ヘルメットの着用も欠かせません。作業中の不意の転倒や、工具・資材の落下など、頭部に衝撃を受けるリスクは多岐にわたります。ヘルメットを着用することで、これらのリスクから頭部を守ることができます。
ヘルメットを選ぶ際は、適切なサイズでしっかりとフィットするものを選び、顎紐を確実に閉めることが大切です。
作業現場では、作業者間のコミュニケーションと周囲への注意喚起が需要になります。特に、高所作業では、一人ひとりの動きが全体の安全性に影響を及ぼすため声掛けをしてお互いの状況を常に確認し合うことが求められます。
また、作業エリアの下を通過する人や、近隣住民に対しても作業中であることを明示し、立入禁止区域を設定するなどの対策を講じることで、第三者の事故リスクを減らすことができます。
安全に屋根塗装を行うためには、足場の設置が欠かせません。足場は作業の安定性を高め、転落するリスクを大幅に減少させます。
設置にあたっては、専門的な知識と技術が必要であり、高さ5m以上の足場を組む場合には資格が求められるため、足場の設置に関しては塗装業者ではなく他の専門業者に依頼することが多いです。また、作業前には足場の強度や安定性などの点検を行って、不備があれば速やかに修正することがことめられます。
続いては、ごく一般的な屋根塗装の流れをご紹介します。
工事開始前に近隣住民への挨拶を行います。工事内容や期間、騒音や塗料の臭いが発生し、ご迷惑をおかけすることを事前に伝え、トラブルを未然に防ぎます。
施工前に現場の状況を確認します。屋根の劣化状態や周辺環境、足場設置の妨げになりそうな物などをチェックし、適切な施工計画を立てるための重要な工程です。
安全かつ効率的に作業を行うために、足場を設置します、足場の安定性や強度を確認して、作業員の安全を守るとともに、塗装の品質を高めます。(2m以上の高さで作業を行う場合は、高所作業に分類され、足場の設置が義務付けられるため、屋根塗装では足場設置が必要不可欠です。)
屋根表面の汚れやコケ、古い塗膜などを高圧洗浄機で洗い流します。この作業により、新しい塗料の密着性が向上し、仕上がりの品質が高まります。
高圧洗浄後に屋根の状態を再確認し、ひび割れの補修や錆の除去、釘の打ち直しなどの作業を行います。この下地処理が適切に行われていないと、数年で塗膜が剥がれたり、初期不良が発生する可能性があります。
塗装しない部分に塗料が飛散しないよう保護するため、ビニールシートやテープなどで覆います。これにより、塗料の飛散による汚れを防止します。
屋根材と中塗り・上塗り塗料の密着性を高めるために下塗りを行います。適切な下塗り材を選び、均一に塗布していきます。
下塗りが乾燥した後、中塗りと上塗りを行います。これにより、塗膜に厚みを生み出し、耐久性や美観を向上させます。塗料の種類や天候条件に応じて、適切な乾燥時間を設けることが大切です。
全ての塗装工程が完了したら、仕上がりや塗り残し、塗料の飛散が無いかを、依頼主と一緒に確認します。必要に応じて手直しを行い、品質を確保します。
完了検査が終了したら、足場を解体・撤去します。周辺の清掃や近隣への挨拶も忘れずに行って、工事が完了となります。
今回は、屋根塗装を行う際の安全対策について、具体的な屋根塗装作業の流れについて解説してきました。
高所作業において転落事故を防ぐためには「安全帯の着用」が必須です。フルハーネス型の方が、安全性が高いとされています。また、作業中は頭部を守るために「ヘルメットの着用」も必要不可欠です。作業現場では「注意喚起」を行って
、お互いの状況を常に確認し合うことが求められます。そして、安全かつ効率的に屋根塗装を行うためには「足場の設置」も欠かせないでしょう。(2m以上の高さで作業を行う場合は、足場の設置が義務付けられています)
屋根塗装は、近隣挨拶 → 現場確認 → 足場設置 → 高圧洗浄 → 下地処理 → 養生 → 下塗り → 中塗り・上塗り → 完了検査 → 足場解体・撤去、の流れで作業を行っていきます。
塗装業者を選ぶ際は、これらの安全対策をきちんと行っているか確認しておきましょう。