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外壁塗装完了後に施工不良が発覚!?こんな時はどうするの?

外壁塗装完了後に施工不良が発覚!?こんな時はどうするの?

外壁塗装の工事が終わり、きれいになった我が家を見て、嬉しい気持ちになるはずです。しかし、その後に「塗装が剥がれている」「ひび割れが発生している」「色むらがある」などの施工不良を発見してしまったらどうすれば良いのでしょうか?

せっかくお金をかけてリフォームしたのに、不備があると台無しになった気分ですよね。しかし、落ち込んだり慌てたりするのはまだ早いです。まずは、落ち着いて状況を確認し、適切な対応を取ることが大切です。

この記事では、外壁塗装完了後に施工不良が発覚した場合は、どうすればいいのかを詳しく解説していきます。

施工不良が発生する原因や、手抜き工事を防ぐポイントなどもお伝えしますので、ぜひ最後まで読んでみてください。

目次

外壁塗装の施工不良とは?原因を解説

外壁塗装における施工不良は、塗装が本来の性能を発揮できず、劣化や不具合につながります。以下では、施工不良が発生してしまう主な原因を3つご紹介します。

1. 下地処理の不備

外壁塗装において下地処理は非常に重要な工程です。

下地処理とは、塗装前の外壁を清掃し、古い塗膜や汚れ・カビなどを除去する作業のことです。この下地処理が不十分だと、塗料が外壁にしっかりと密着せず、塗膜の剥がれや膨張が発生してしまいます。

具体的には、高圧洗浄が不十分で汚れが除去しきれていなかったり、ひび割れや欠損部分の補修が適切に行われていなかった場合などが挙げられます。

2. 塗料の希釈ミス

塗料はそのまま塗布できず、適切な粘度に調整する「希釈」を行う必要があります。この希釈作業に不備があると、塗装の品質に大きな影響を与えます。

希釈が不足していると、塗料の粘度が高くなりやすく、塗り跡が残ったり色むら発生の原因となります。逆に希釈しすぎると、塗膜が薄くなるため十分な保護性能が発揮できなくなります。

3. 乾燥時間の不足

下塗り・中塗り・上塗りの各間には、塗料が十分に乾燥するための時間が必要です。この乾燥時間を守らないと、塗膜の密着が悪くなり施工不良を起こすリスクが高まります。

通常は4時間~6時間、防水系塗料は16時間ほど乾燥時間を設ける必要がありますが、湿度が高い日や気温が低い日は乾燥に時間がかかるため、1日程度時間を空けるケースもあります。

施工不良が発生したときの具体的な対処方

施工不良が発生していることに気がついたら、すぐに相談するのではなく、以下のような対応を取りましょう。

証拠を記録する

施工不良を発見した場合、その箇所を写真や動画などで記録しておくことが重要です。これらの記録は、後々の業者との交渉や、万が一裁判になった場合の重要な証拠となります。さらに、「塗装が剥がれている」と伝えるだけでは、正確な状況が相手に伝わらない可能性があるためです。

施工不良が色むらであれば、遠くから見た状態と、近くで見た状態の両方を撮影します。ひび割れであれば、ひび割れの大きさが分かるように定規などを添えて撮影すると、より伝わりやすいです。

契約内容を再確認する

契約書や保証書の内容を再確認することも大切です。これらの書類には、施工内容・保証期間・保証範囲・業者の責任範囲などが明記されています。

外壁塗装には通常、数年から数十年の保証期間が設けられています。保証期間内であれば、施工不良による不具合は無償で補修してもらえる可能性が高いです。

施工不良の責任を問う際の相談先と手順

前述の通りに対処した次は、施工不良が発生したことを相談する必要があります。相談先と相談する順番は以下の通りです。

STEP

施工業者へ連絡

まずは、施工した業者に連絡し、具体的な不良箇所や状況を伝えましょう。優良な業者であれば、現地調査を行い、必要に応じて再施工や修正を提案してくれます。この際には、契約書や保証書などを用意しておくと、スムーズに話しが進みやすいです。

STEP

第三者機関に相談

業者が対応してくれない、納得のいく説明や修正をしてもらえない場合は、第三者機関や専門家に相談することを検討しましょう。例えば「消費者ホットライン」や「住まいるダイヤル」、「国民生活センター」などの機関が相談に応じてくれます。これらの機関は、リフォーム住宅に関するトラブル解決のサポートを提供しています。

STEP

弁護士に相談

上記の方法でも解決しない場合は、最終手段として弁護士に相談し法的手段を取ることをおすすめします。弁護士は、法的な観点からトラブル解決に向けてサポートしてくれます。ただし、弁護士への相談は時間によって費用が加算されるので、相談内容を事前にまとめておく必要があります。

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外壁塗装で起こりやすいトラブル事例とその回避法

続いては、外壁塗装で起こりやすいトラブル事例とその回避法をご紹介します。

1. 希望していた色と違う

外壁塗装の施工完了後に最も起きやすいのが「思っていた色と違う」というトラブルです。打ち合わせの時に渡される色見本は小さなサンプルであり、実際の外壁に塗装すると、光のあたり具合や面積の違いにより、見え方が変わることがあります。「イメージしていた色より少し暗い」このような場合は施工不良にはなりません。しかし、黒色希望なのに白色で塗装されてしまったなど、明らかに業者側が色を間違えた場合は、再塗装が行われます。

回避法

色見本だけでなく、実際に塗装した際のイメージを確認することが大切です。

業者に依頼して、希望の色で塗装した場合のイメージ写真を用意してもらったり、過去に似た色を希望した方の施工事例を見せてもらうことで、仕上がりのイメージを具体的に把握できます。

また、色見本は大きなものを用意してもらい、太陽光の下で確認することをおすすめします。

2. 手抜き工事の発覚

塗装業者の中には、下地処理を簡略化したり、塗料の節約のために過剰に希釈して塗料を薄めたり、塗布回数を減らすなどの手抜き工事を行う悪徳業者が存在します。これにより、剥がれや浮きなどの施工不良が発生し、再塗装が必要になることがあります。手抜き工事は、施工完了後すぐに気付きにくいケースが多いです。

回避法

手抜き工事を防ぐためには、信頼性の高い業者を選ぶことが大切です。

複数の業者から見積もりを取り、施工内容や価格を比較検討しましょう。業者の実績や口コミ・評判などを確認することも忘れないようにしてください。さらに、契約内容やアフターサービスについても詳細に確認し、不明確な点は事前に確認しておきましょう。

手抜き工事を未然に防ぐためのポイント

外壁塗装における手抜き工事を未然に防ぐためには、以下のポイントを押さえることが大切です。悪質業者の被害者にならないために、さらに詳しく見ていきましょう。

信頼できる業者を選ぶ

前述にもありますが、見積もりは複数の業者から取り、施工内容や価格設定を比較検討しましょう。業者の実績や口コミ・評判を確認し、信頼できるかどうか判断することが大切です。

施工中にチェックする

工事期間中は進歩状況を確認し、疑問点があれば業者に質問しましょう。例えば、下地処理が適切に行われているか、塗料の乾燥時間が十分に取られているかなどを確認することが重要です。

近隣へ配慮しているか

優良な業者は、工事前に近隣住民へ挨拶や説明を丁寧に行い、近隣トラブルを未然に防ぐことを重要視しています。依頼した業者が近隣挨拶を行わない場合は、悪質業者である可能性があります。

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まとめ

今回は、外壁塗装完了後に施工不良が発覚した場合の対処法について解説してきました。

外壁塗装で施工不良が起こる主な原因は、「下地処理の不備」「塗料の希釈ミス」「乾燥時間の不足」などが挙げられます。

施工不良に気付いたら、まずは証拠を写真や動画で記録しましょう。次に契約内容を確認して、保証の範囲内かどうか確認してください。

施工不良について相談する際は、まずは外壁塗装を依頼した業者に施工不良があったことを伝えましょう。そこで、対応してもらえなかったり、満足のいく解決にならなかった場合は、第三者機関に相談してください。ここでは、リフォーム住宅に関するトラブル解決のサポートを提供しています。それでも解決しない場合は、最終手段として弁護士に相談しましょう。弁護士に相談する際は、相談内容を事前にまとめておきましょう。

施工不良が発生した原因は、悪徳業者による手抜き工事の可能性も考えられます。業者を選ぶ際には、業者の実績や口コミ・評判を確認し、信頼できる業者を探しましょう。

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