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外壁塗装ってシリコンで十分なの?何年くらい持つもの?

「外壁塗装っシリコン塗料で大丈夫なの?」「シリコン塗料は何年くらい持つの?」このようにお悩みではありませんか?

シリコン塗料は価格と性能のバランスが良いと言われており、一般的に人気の高い塗料ですが、本当にあなたのお家に最適な塗料と言えるのでしょうか。

外壁塗装の寿命は塗料の種類だけでなく、建物が位置する地域の気候によっても左右されます。耐久性に優れていると言われるシリコン塗料は、実際のところはどのくらい持つのでしょうか。

この記事では、シリコン塗料の特徴や寿命を詳しく解説しつつ、シリコン塗料のメリットやデメリットなどもご紹介します。

ぜひ、あなたのお家に最適な塗料を見つける参考にしてみてください。

目次

外壁塗装ってシリコンで十分なの?

外壁塗装においてシリコン塗料を使用するのは、「十分」と言えるでしょう。

外壁塗装の中では最もスタンダードな塗料と言われており、住宅や商業施設まで

幅広く使用されています。その理由は、シリコン塗料が耐久性・耐候性・コストパフォーマンスに優れているためです。

まず、シリコン塗料の特徴として、紫外線や雨風に強い耐候性があります。これにより、外壁を長期間にわたって保護することが可能です。また、防汚性にも優れており、汚れが付きにくいです。加えて、雨などで自然に汚れが洗い流される「セルフクリーニング効果」というものもあります。このため、美しい外観を維持する労力やコストを抑えることができます。

シリコン塗料にこれらの効果があるのは、シリコン樹脂が塗料として使用されているためです。シリコン樹脂は、汚れが付きにくい・色落ちが起こりにくい・耐候性に優れている、という特徴を持っています。

シリコンだと何年くらい持つ?

シリコン塗料の一般的な耐用年数は、10~15年とされています。

適切なメンテナンスを定期的に行えば、それ以上の期間にわたって保護機能を維持することができるでしょう。

シリコン塗料が長持ちする理由は前述の通り、シリコン樹脂にあります。

シリコン樹脂は優れた耐候性・耐久性・防汚性を持ち、外壁を保護する能力があります。さらに、湿気を通す性質(透湿性)もあるため、建物内部の湿気を逃して結露やカビの発生を抑える効果も期待できます。

この耐久性は、アクリル塗料やウレタン塗料よりも高く、外壁塗装では最も使用されている塗料になります。フッ素塗料や無機塗料などと比較すると耐久性は劣るものの、コストパフォーマンスを考えるとシリコン塗料はバランスがちょうど良いです。

シリコン塗料のメリット・デメリット

外壁塗装の塗料として人気の高いシリコン塗料ですが、メリットしかないという訳ではありません。シリコン塗料にもいくつかのデメリットが存在します。

続いては、シリコン塗料のメリット・デメリットを見ていきましょう。

メリット

コストパフォーマンスに優れている

シリコン塗料は耐久性・耐候性・防汚性など、外壁塗装に求められる性能をバランスよく兼ね備えています。シリコン塗料よりも高価なフッ素塗料に次ぐ耐久性がありながら、価格が安いため、コストパフォーマンスに優れています。

カラーバリエーションが豊富

カラーバリエーションが豊富なこともシリコン塗料のメリットです。

多彩なカラーバリエーションが用意されているため、お家のデザインや好みに合わせて塗装を施すことが可能です。また、シリコン塗料を使用すると、光沢やツヤのある仕上がりになるため、見た目を美しくしたい方にもおすすめできます。

デメリット

ひび割れが起こりやすい

シリコン塗料は塗布直後は柔軟性がありますが、乾燥後は塗膜が硬くなる性質があります。

この性質上、建物が地震や振動などの衝撃を受けた際に、外壁に動きが生じるとひび割れが発生する可能性があります。交通量が多く振動を受けやすい環境では、この問題が起こりやすくなります。

品質によって差がある

シリコン塗料は人気なため、市場に多く出回っており、価格や性能に幅があります。シリコン含有量が少ない製品は、耐久性や保護機能が低下するため、施工不良が発生しやすくなります。そのため、シリコン含有量が多いシリコン塗料を選ぶ必要があります。

信頼できる業者に相談して、適切な塗料を選んでもらうことがおすすめです。

外壁塗装にシリコンがおすすめできない住宅とは?

シリコン塗料がおすすめできない住宅は、下地がモルタルの場合です。

この理由の一つは、モルタルとシリコン塗料の相性にあります。モルタルは吸水性が高く、温度や湿度の変化による膨張・収縮が頻繁に起こる素材です。この性質に対して、シリコン塗料は硬く弾性が低いため、動きについていくことができずにひび割れや塗膜の剥離が生じやすくなります。

さらに、モルタル下地にシリコン塗料を塗布する場合は、適切な下地処理を行わないと塗料が吸い込まれてしまう可能性があります。

これらのことから、下地がモルタルの場合、シリコン塗料よりも弾性に優れた塗料や、柔軟性を持つ塗料にすることが望ましいです。

したがって、下地がモルタルの外壁を塗装する際には、シリコン塗料を選択する前に、他の選択肢を考えることが大切です。よくわからない方は、業者としっかり相談して最適な塗料を選んでもらうことが重要です。

まとめ

今回は、シリコン塗料の特徴や寿命などについて解説し、シリコン塗料のメリットやデメリットなども紹介してきました。

結論として、外壁塗装でシリコン塗料を使用するのは「十分」と言えます。

これは、シリコン塗料が耐久性・耐候性・防汚性・コスパなどに優れているためです。シリコン塗料のメリットは「コスパの良さ」と「カラーの豊富さ」で、「ひび割れしやすい」「品質に差がある」などがデメリットとして挙げられます。

多くの住宅で採用されている塗料ですが、外壁の下地がモルタルの場合はおすすめできません。

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