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「外壁塗装をしたけど色の塗りムラがある」
「よく見ると色ムラになってる気がする」
など、外壁塗装をしたけど、工事完了後、色ムラを発見してしまった場合、悲しい気持ちになると同時に「何で色ムラができるんだろう」と疑問に思いますよね。
塗装の色ムラに関しては塗装前後でその対処法も変わってきます。
そこでここでは外壁塗装における色のムラの原因や対処法について紹介したいと思います。
外壁塗装において塗装の色ムラが起こってしまう原因はいくつかあります。主に以下の原因が考えられますのでまずはチェックしてみましょう。
外壁塗装では下塗り、中塗り、上塗りの「塗り」に関して3つの工程があります。下塗りは、外壁を高圧洗浄等できれいにした後、下地処理を行い、その後、初めの「塗り」工程を行います。これを下塗りと言います。
この下塗りを行う理由ですが、下塗りをしっかり行う事で、中塗りと上塗りが定着します。その結果、塗装の長持ちが実現します。
※弊社では下塗り、中塗り、上塗り全て「厚塗り」を行なっております。
仮にこの下塗りが不十分な場合、中塗りの工程で使用する塗料が下地に吸収されてしまい、その結果色ムラとなってしまいます。
色ムラを防ぐためにもこの「下塗り」作業はとても大切な事なんですね。
ちなみに下塗り用塗料の事を「シーラー」などとも言いますが、これは外壁材と塗料の密着度を高めて、耐久性のある塗膜を形成してくれます。
塗装職人も人間ですので仕方ないと言ってしまえばそれまでなのですが、技術不足による色ムラがあるのも事実です。
例えば、外壁塗装は塗装用のローラーや刷毛、スプレーを使用しますが塗面の仕上げによって使い分けられる様になります。
色ムラは刷毛、スプレーでの作業時に発生することが考えられます。特にこの二つに限っては職人の技術が重要でその技量によって塗装の完成度合いも変わってくる可能性があります。
ただ職人の技術に関しては施主側でコントロールできるものでもありませんので、心配な場合は業者に確認してもらう必要はあります。
塗料の乾燥時間が不十分な場合、色ムラに繋がってしまう事があります。例えば、分かりやすい例として絵の具で色を塗った時にしっかりと乾燥していない状態のまま、新しい色を塗ると滲んでしまいますよね。
それと似た様な状況が外壁塗装においても起こり得ると言う事です。
外壁塗装においてしっかりと乾燥させる必要があるのは、
になります。なのでこの乾燥させると言う工程はとても大切になってきます。
中塗りと上塗りを変えることで、中塗りの作業が正しく行われたかを確認する事ができます。ただ、上塗りの塗料が中塗りの塗料よりも薄い場合、中塗りの塗料色が透けてしまい、その結果、色ムラに見えてしまうこともあります。
各塗料メーカーではメーカーごとに塗装の回数や希釈率、施工時の湿度、気温などが定められています。このメーカー推奨の規定を無視して塗装した場合にも色のムラが生じてしまう可能性があります。
そして規定を無視して塗布した場合、本来であれば10年以上もつ外壁塗装が5年くらいで剥がれてしまうなど、トラブルの引き金にもなってしまいます。
施主側からするとどうしようもありませんが、依頼前にその業者がしっかりした業者なのかどうかを見極める必要もありそうですね。
では実際に色ムラを発見してしまった場合はどうすればいいのでしょうか。ここではいくつかその対処法を紹介したいと思います。
塗り直しが必要なレベルなのかどうかを判断する必要があります。他の外壁と比べて色ムラと言えるほどの塗装面なのかも確認しましょう。
やはりどう見ても色ムラである場合は、依頼した業者に報告しましょう。できれば足場が組まれている時に報告する方が追加料金なども発生しにくいですので早めに報告する必要があります。
業者によっては「色ムラじゃない」と言い切る場合もあるので、どうしても納得のいかない場合は次の消費者センターへ相談してみましょう。
依頼した業者に相談したものの取り合ってくれない場合もあるかもしれません。そんな時は泣き寝入りするのではなく、第三者機関を利用する事で対応してもらえることもあります。
外壁塗装において色ムラを発見する方法としては次の3つの方法があります。
ただ軽微な色ムラの場合、どの業者でも発生してしまう可能性は否めません。明らかに美観が損なわれてしまっている場合は色ムラとして判断できますので、確認できた時点で報告する様にしましょう。
今回は外壁塗装で色の塗りムラが出る原因と対処法について紹介しました。因果の法則ではありませんが、ことの結果には何かしらの原因があるものです。
塗装後、違和感を感じたり色ムラを発見した場合は、早めの対処をする様にしましょう。