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外壁塗装について調べていると色々なワードが出てきて、その意味は何なのか?気になっている人もいるのではないでしょうか。
そこでここでは外壁塗装における弾性塗料の特徴やメリット・デメリットについて紹介したいと思います。
外壁塗装の塗料には様々なものがあります。その中でも弾性塗料と言うのは、柔軟性や伸縮性併せ持つ特徴があります。
弾力性の高い塗料を高弾性塗料といいます。
20℃の条件で120%以上伸びる塗料
伸び率が100%以下に収まる塗料
微弾性塗料は塗り方によっては数年で弾力性が低下するため、そうなると硬くて本来の機能が発揮されないことがあります。
工法は主に3つで、
があります。
単層はシーラーを塗ってその上に2回塗料を塗るやり方で、弾力性の持続期間は4年前後となります。
複層はシーラーの上に高弾性中塗り材を2回、複層仕上げ塗材上塗り2回の複層塗りです。塗膜の厚みが増して密着性も良いことから最低でも10年、長ければ20年は弾性が保たれます。
微弾性塗料工法は微弾性フィラーに上塗り用の塗料を塗りますが、塗料の種類は任意です。弾力性は1年〜3年ほどで低下するので、他の塗り方に比べると持続期間は短いですが、塗料の選択や組み合わせによっては長持ちさせられます。
外壁塗装に弾性塗料を使用するメリットは、一般的な塗料よりも塗膜が柔らかく、変形に強いのでひび割れしにくいことが挙げられます。
つまり外壁が変形するような力が加わったり変化が生じても、外壁塗装が柔軟に対応するので、その結果ひび割れしにくいことになるわけですね。
塗膜は劣化によって細かなクラックが生じますが、これが発生しにくいとなれば、自ずと防水性が高いことを意味すると思います。
防水性が高いのは弾性塗料の塗りやすさと、密着性の良さも関係しています。
そしてモルタル外壁の劣化を防ぐことにも繋がりますから、本当にメリットが豊富で魅力的な塗料だといえるでしょう。
水の侵入を許してしまうと、住宅はそこから劣化が始まったり進みますが、雨水などの影響を受けにくい外壁が得られれば住宅そのものが長持ちするようになりますよね。
雨は単なる水ではなく酸性で物質を劣化させるので、本当なら外壁に付着することさえ避けたいものです。
しかし現実には住宅を保護するバリアー的な存在が必要ですが、柔軟で防水性を併せ持つ弾性塗料こそ理想的だと言えるかもしれませんね。
弾性塗料を外壁塗装に使用する場合のデメリットは、耐用年数があまり長くないことです。
これは選択する塗料や工法にもよりますが、耐用年数を重視すると必然的に費用がアップします。
理由は施工が難しいことが1つで、塗料本来の性能を引き出すには、指定のローラーや施工手順を守らなくてはいけないのがネックなのです。
つまり、手間が掛かる分だけコストが高まるので、長持ちする塗料をしっかり施工してもらおうとすれば、費用が高くなるのも当然ですよね。
このように費用が膨らみやすいわけですが、サイディングボードに使えないこと、そもそも塗膜が膨らみやすい塗料が適さないのもデメリットだといえます。
ただサイディングボードは元々ひび割れが生じにくいので、弾性を重視した塗料を選択する必要はありません。
逆にいえば、サイディングボードに弾性塗料をおすすめする外壁塗装業者は悪質か、知識が不十分なので避けた方が良いかもしれません。
メリットばかりではない塗料ですが、適切に選択して正しく施工を行えば、ある程度長持ちさせることができて性能を発揮するのは確かですよ。
外壁塗装で弾性塗料を使用する際は、窯業系サイディングボードを避けることが注意点となります。窯業系サイディングボードはその断熱性能故に、夏になると太陽の光を受けて表面温度が上がります。
この時、塗料が高温の影響で柔らかくなりますが、元々柔らかい弾性塗料は余計に柔らかくなってしまいます。
そうすると膨れなどの劣化が起こり、外壁塗装の見た目が悪くなったり性能が低下する結果に至ります。
膨れている部分は塗料の密着性が低下しているので、防水性に期待することも難しいです。その為、サイディングボードには使用しないこと、それよりもコーキングの痩せに気をつけて、必要に応じた充填を行うことの方が大事です。
逆に塗装を業者に任せる時の注意点としては、
こちらを確認することです。原液を塗るところを塗料を薄めて塗るのは論外ですが、厚塗り指定の部分に厚塗りをしないのもNGなので注意ですね。
弾性塗料は一般的な塗料に比べて塗膜が柔らかく、変形に強いことが分かりましたね。ただ、メリットもある反面、デメリットもあるのでそこは注意したいところですね。